蟇股
kaerumata
1. 「蛙股」と書くこともある。二つの水平材の間に設ける、上に斗を載せ下方が広がった形状の構造材及び意匠材。名の由来は蛙が脚を広げているような形から。中国の唐、及び遼の建築より12世紀ごろに伝わる。伝来当初の平安初期では主に和様、後に天竺様(大仏様)の社寺建築において四脚門や棟門で虹梁の上と斗栱との間に中備として置かれ、実際に荷重を受ける構造材であった。この時代は二つの木を中心で突き合わせるものであったが、平安中期から両脚の間に繰形を入れて単に意匠材として用いられるようになり、鎌倉時代以降は一材から造り出しくり抜いた部分に彫刻が入るようになる。この模様の違いが、建築年代を判定する際の基準となることも多い。唐様では用いられない。
2. 草屋根を葺くときに用いられる
関連語
妙楽寺(所在地:福岡市博多区御供所町13-6)