曲尺
kanejaku
矩、曲、指矩、矩指、曲矩、まがり、鉄尺ともいう。大工用具の一つで、L字形をした定規。長さや直角を測り、仕口などの墨掛けをするためのもの。鋼鉄や青銅から作られる。元来は尺寸制であったが現代ではメートル法の目盛りが盛られている。長い方を長手、短い方を妻手(又は短手)という。表裏は妻手の方向で判別する。妻手を右向きにして見える目盛りを表目、妻手を左向きにして見える目盛りを裏目という。更に、この裏目には角目、丸目という目盛りがある。角目は長手の外側に刻まれた「表目の√2倍」の目盛りで、これを裏矩(又は裏尺)などと称する。この目盛りは丸太から取れる角材の、一辺の長さの最大値を測る場合などに役立つ。丸目は妻手の内側に刻まれた「表目のπ分の1倍」の目盛りで、円周と直径の関係を割り出すことができる。丸太の直径に丸目を当てて測ると、その円周が分かる。
参考文献1. p82(矩), p260(指矩), 参考文献2. p299(かね), p632, 参考文献13. p86, 参考文献6. p78, p136(さしがね).