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しとみ

shitomi

1. 蔀戸しとみどともいう。平安時代が起源の建具の一つ。初めは雨、風や日光を防ぐために神殿などで用いられ、やがて神社建築などにも普及した。上下で2枚1組の、格子を張った板状の部材から成る。下の1枚は柱間の楣(まぐさ)に取り付き、金具などで留められる。上の1枚は吊り蔀つりじとみ揚げ蔀あげじとみと呼ばれ、2~3か所を吊り金物で長押(なげし)に吊る。種類としては下1枚を固定し、上1枚のみが可動のものを半蔀はじとみといい、古代の民家に多く見られた。又、素材によって板蔀いたじとみに対し竹蔀たけじとみもあった。

2. 「しとめ」、「ひとみ」ともいう。特に町家まちやで戸締りのため設ける2枚の戸。構造は雨戸にほとんど同じ。2枚とも柱間(はしらま)の溝に収められている場合と、下の戸のみを落とし込み、上の戸は外側か内側へ折り込んで金具で吊るして留めておく場合とがある。

3. 城の外から内側を覗かれないようにするため設けられたものの総称。例えばやぐらや屋敷、土居つちい、塀などに取り付けられる。

写真

1. 蔀戸。